2013.04.24 Wednesday

仕事用の撮影作業をしたついでに、アトリエの庭の椿もパシャリ。
木にあるとそれほどには感じなかったけれど、ファインダーに収めてみると、その紅のあでやかさに、はっとさせられる。
燃えるような、とも言えるし、燃えるにしてはあまりに潤いに満ちているようにも思うので、「麗しい」とか「瑞々しい」と言うべきかもしれないけれど、それでは少し紅の生気を示すにはやわらか過ぎる気もする。
盛りを過ぎて、ぼたりと地に落ちた椿の花びらは、縁から内に焼けこげたように茶色く変色して行く、その様はやはりちょうど、紙などが焼けこげていく様にも似ているし、椿といえば、その種の中には椿油である。
この花はやはり「紅に燃えている」のであろう。