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diary with petit photos from the atelier

産寧坂 anyan

先週末は、ひょんなことから海外の友人のガイド役(+少しだけ仕事も兼ねて)春爛漫の京都へ。
普段ならな避けてしまうハイシーズン、桜の京都を巡ってきました。

京都らしいフォトジェニックな場所を...、と思い、まずは東山へ。

高台寺近くの「ひさご」の親子丼で腹ごしらえし、石塀小路を抜け、産寧坂を登り、しっとりとした街並みを清水寺へと向かう。

降り出した雨の中に、狭い坂道では混み合う人波の上に傘の花も開く。そんな華やぎの中、結果としては坂の途中で押し戻され...清水は断念(見事な「滑り出し」)。

進々堂 京都 アニャン

喧騒を逃れるように八坂の塔周辺の細路を抜けつつ、裏路地の茶屋に逃げ込んで、抹茶とわらび餅で一息。

さらに、東大路通りを上り、京大裏手の進々堂でカフェラテ。
結局はやはり、静かな場所で平穏を味う午後となった。

夜は、街中のホテルから錦市場抜け、四条室町の紅蝙蝠で夕食。紅蝙蝠の入るWAONは、デザイナーとして関わっていた呉服メーカーODASHOの元オフィス。
仕事に通っていた十年前とは、この界隈も含めてモダンに様変わりしてる。

食事の後は祇園白川で夜桜を眺め、一杯飲んで一日目が終了。

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二日目は、幸運にも天気に恵まれた。

この日も「フォトジェニックな場所」ということで、まずは金閣寺に向かう。

kinkakuji 金閣寺

午前中から様々な国の人々で賑わう金閣寺。
沢山の言語とシャッター音が飛び交う池の畔から、なんとかパシャリ。

金閣寺を後にすると、今度は北大路を西から東へ。

哲学の道 桜 anyan

鹿ヶ谷の疎水に沿って続く遊歩道「哲学の道」。

春うららの水路沿いでは、満開の桜を眺めながらたくさんの人たちが思い思いに歩を進めたり、花を眺めたりしている。
桜といっても、歩道沿いにはいろいろな種類の桜が植えられている。さらに雪柳に沈丁花、山吹に躑躅など、たくさんの春の花が共演とばかりに咲き乱れ、川面にもその彩りが映えている。


賑わう哲学の道から山側に外れていくと、お気にいりの場所のひとつ、法然院にたどり着く。

素朴な茅葺の山門をくぐると、両脇には清らかな白砂壇。

法然院 白砂壇

山門の据えられた場所から僅かな石段を下り、この白砂壇の中央の小径へと導かれるように進むのは、水面に落ちた花びらにでもなったような心地だ。

余計な力も欲も抜けて、小さな身ひとつで流れに身を任せるような、「清貧」の心持ち。

山肌も近い法然院では、椿を浮かべた美しい水盤や心落ち着く苔庭だけではなく、絡み合う木の根、紆余曲折を極めた幹など、少しグロテスクとも言える自然の姿も見ることができる。

あれもこれもまた、生の姿。

法然院は、訪れるたびに目の内に外に新たな景色が見えてきそうな、そんな場所である。



法然院と哲学の道を後に、蹴上の動物園脇、「都をどり」の祇園を抜けて、五条大橋の袂のカフェ"efish"に。カレーとジンジャエールで遅めのランチ。ここも訪れるのは10年ぶりくらいだ。

窓のすぐ外は、変わり変わらぬ鴨川の流れ。眼下では一羽の鴨もお食事中。スッと水に潜っては、見事に小魚を口に咥えて水面に現れるのであった。

efish 京都 カレー

河原町通りを下り、旅の最後に向かったのは無数の鳥居のトンネルで有名な伏見稲荷大社。

自分も初めの参詣ではあったけれど、鳥居は想像以上に圧倒的な数で、朱色のトンネルも果てしなく続く。
夥しい数の鳥居のひとつひとつは、商売繁盛を願い、全国各地から稲荷様に奉納されたもの。
その果てのない念の中を歩いていると思うと、急に圧迫感を感じ、日暮れも近かったこともあり、途中で引き返してきた。

伏見稲荷 京都 anyan

同じ京都の寺社といっても、こちらは法然院のような禅的な場所とはある意味正反対の性質をもった場所。
それなりの強い覚悟を持って参詣せねば、逆に力負けしてしまうパワースポットなのである。


かくして日も暮れ、京都駅で友人を見送り、一泊の二日の春の京都旅は無事終わりを迎えた。(不思議と疲れも感じず、なんだかすっきりとした気持ちで都を離れた。)

「ガイド役」という肩書きがつかなければ、この時期にこれほど濃密な都巡りをすることもなかっただろうから、役を授けてくれた友人にも感謝である。


京都の四月。

花 人 天 町、みな「静」と「動」の中に居り。


ー了ー


(*その他の旅の写真は、Instagramにも投稿しています。)


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