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diary with petit photos from the atelier


府中市美術館で開催中の『ウィリアム・モリス 美しい暮らし』展へ。

モダン・デザイン、アーツ&クラフツ運動の祖とも呼ばれるモリス。

19世紀イギリス。モリスは、工業化、大衆化とともに失われていく生活用品の中の手仕事や装飾の美に、デザインとクラフトマンシップを用いて反旗を掲げた。

展示では、素朴な自然や中世のモチーフから紡がれた壁紙や織物などのテキスタイルデザインを中心に、家具や書物などにも触れる事が出来た。

複雑で奥行きがあるが、さり気ない装飾として調和のとれたフロラールデザイン。

花や鳥の容姿を遊び心を交えて図案化した作品など、自分の活動にも通じ、参考になるものも多かった。

モリスの居たデザインの源流に立ってみると、後に続くアールヌーボー、アールデコ、そして装飾生活のユートピアとして日本(ジャポニズム)が発見された流れも、すんなり見渡せるような気がした。


そして、「工業化、大衆化」と「デザイン、手仕事」の調和とは、結局交わり離れつつも現代にも引き継がれている近代文化の果て得ぬ理想であり、課題であり続けるようにも感じられた。


自分にとってもそれは常に仕事の芯にあるテーマ。

崇高な工芸品を目指しているわけではないけれども、さりげない美とユーモアを忍ばせた日用品を造りたいのであるし、平かな暮らし中にそれを届けたい。

モリスの代表作に柳をモチーフにした壁紙があったけれど、ちょうどその柳のように、時風にうまく靡きつつも、風を受け流すしなやかな理想とユーモアを持ち続けたいのである。



府中市美術館 『ウィリアム・モリス 美しい暮らし』(~ 2013.12.1まで)

William Morris (plofile & collection)



 


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