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diary with petit photos from the atelier

ようやく気温も上がり、庭の梅の枝から泡のように白く小さな花が吹きはじめた午前、隣の畑のおじさんに、「台湾のみやげだ」とオリエンタルなパッケージの箱を渡された。

お菓子のようなのでとりあえず開いて口に運ぶと、見た目どおり甘栗やヒヨコ豆の砂糖菓子ような、どこか食べ覚えのある甘味。

しかしながら、パーケージに目を移すと"氷糖蓮子"、"Candied Lotus Seeds"の文字。

どうやら口にしているのは、蓮の実らしいのである(改めて見れば、パケージも全身でそれをアピールしている...)。

裏に返すと、その昔は宮殿のセレブだけが口に出来た御用菓子で、肝臓などにも良いなどと、たどたどしい日本語で記してあった。

蓮の実を口に運ぶ手は、止む気配がない。

ふと、昔読んだ小説(L'ecume des jours / 日々の泡)の中で、肺の中に蓮の蕾が育ち、衰弱していくヒロインがいたことを思い出し(もちろんフィクションだけど)、手を止めた。


そして、小説の主人公が愛したデューク・エリントンの音楽をかけ、仕事の続きへと戻る。


春うたかたな日の、とりとめのない記録である。



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