2010.11.17 Wednesday
しぶとく居座った夏と、せっかちな冬にはさまれて、結局落ち着く場所を見つけられなかった今年の秋。そんな押しの弱い秋の存在を気の毒に思いながらも、久々の更新です。
さて、前回に続いて著書『デザイン歳時記』の活用法のご紹介します。
『デザイン歳時記』には、グラフィックデザイン、ウェブデザインなど、デジタルな活用法もたくさんあるのですが、今回は収録のパターンデータとテンプレートを使って作れる封筒と小箱の作り方をご紹介です。

1.まずは付属のデータロムの冬の季語から、クリスマスとウサギの"_A4.jpg"というデータを開きます。そのままA4サイズでプリント出来る画像データですので、お手持ちのプリンタにA4の用紙をセットしてプリントします。
webや電器量販店の紙売り場などで様々な種類の紙が売られていますが、今回は封筒用にOA和紙、小箱用には厚手のインクジェット用クラフト紙を使いました。

2.次に同じく付属のデータロム"Template"フォルダーから封筒と小箱のファイルを開きます。切取り線、折り線、のりしろなどのガイドラインを載せた型紙が、こちらもA4サイズで収録されていますので、1でプリントした紙の"裏面"にこのテンプレートを印刷します。

3.ここから先は切って、折って、貼るだけ。
まずは切取り線を目安にしながら、ハサミかカッターで切り抜きます。

4.切り抜いた紙に、今度は折り線を目安に折り目をつけます。
厚手の紙を使っている小箱は、先に折り線をカッターなどでかるくなぞって折りくせをつけておくと、綺麗に折り目ができます。

5.最後は、のりしろの印部分にスティック糊などで糊を付けをして仕上げ。封筒は2分ほど、小箱も5分もかからずに簡単に作成出来ます。
同じような要領で簡単に紙雑貨がつくれるテンプレートは、切り紙感覚で作れるペーパーバスケット、フタ付きの小箱、小舟の形の菓子受け、紙ナプキンホルダーなど、計10種収録されています。
パターンは160季語分収録されていますので、10のテンプレートをそれぞれ160種類絵柄でヴァリエーションが楽しめるのです。
こんな使い方もできてしまう一冊です。どうぞ楽しんでご活用下さい。