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diary with petit photos from the atelier
鹿島神宮,アニャン

年が明けたと思ったら、はや2月も晦日。

年初からコトリエンヌの新作生地の発表、そして次回テキスタイルのデザイン制作、そしてそして、初夏に出版予定の書籍の制作も山場に差し掛かって(これが頂上が見えない大きな山なんです...)、なかなかに忙しい日々 (あ!確定申告も...) 。

「正月の三が日に仕事をすると、一年中あくせく働かなければならなくなるよ。」

とは、祖母の教えで、律儀に三が日を休んでみたのに、あれから仕事をしなかった日というのは...2月の半ばの1日(ありがたいことですが...)。

納品ついでに友人と昼食をしていた時の話の流れから、茨城の鹿島神宮のご利益の話になり、「今から行っちゃおうか!」と片道3時間の弾丸お参りに。

峠を越え、都心のビルの谷を抜けて、お参りをして、冬の海を眺めて、なぜかカレーを食べて...と(ざっくりなハイライトですが)、久々にすっきりリフレッシュの1日となりました。


職業柄「理由の後押し」がないとなかなか出かけられないものですが、「お参り」には、心をあらためる、将来への願いをかける、といった力強い背中押し要素が含まれているもので、まあ誰でも大変な状況にあるときほど、そのイノセントな後押しに助けられるものです。

そう考えると、「お参り」(に行く)という行為そのものがポジティブなリフレッシュの機会なのであり、その行動、心の動き自体にすでに大きな「ご利益」が授けられているのかも知れないな。


なんだかんだと「ご利益」に救われつつも、閏日に振り返る鹿島神宮参りでした。



(*ブログネタの乏しい毎日ですが、時々Instagramを更新しています。)


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高尾山

アニャン社ハイキング部、高尾山に登りました。

10月某日、曇り空。

足腰が少し心配なインドア派の面々。低い山を選んだものの、試練はいきなりやってきました。

「高尾山口」駅改札を出て、登山案内の看板を眺めていると、(身体が登った気になってしまったのか...)平地を数メートル進んだだけなのに、非常勤東京支店長が急に足をつるというハプニング!。
チェコで買ったカンフーシューズを(「運動靴」というざっくりとした縛りで)履いてきた支店長。早速山からの洗礼を受けたのであります。

登山道入口の茶屋で饅頭を食べながら体制を整えると、いざ登山開始。

ケーブルカーを脇目に、自力で沢沿いのコース(所要時間90分)を進みます。
(山に入る手前でお出迎えの「七福神」。帽子をかぶると完全に「7人のこびと」です。)

沢沿いなのでそれほど傾斜はきつくないものの、思ったより細く際どい道もあり、最後はきつい階段もあり、あれやこれやで無事山頂へ。休み休みだったので、結局120分ほどでの登頂でした。


高尾山

平日ながら、山頂ではいろんなコースから登ってきた人たちが合流して、なかなかの賑わい。

曇りがちでも、関東平野を見渡す眺望は心地よい。
山頂からは、スカイツリー、江ノ島、富士山と、名だたる名所を手のひらに乗せることだってできるのだ。まあ、晴れていればの話ではあるけれど。

ちなみにこういう記念撮影スポットにいると、なぜかかなりの確率で「シャッターを押して下さーい」と頼まれる。しかもその依頼には国境がないのである。
この日もインターナショナルスクールのサークル(らしき方達)をそれぞれのカメラで撮影するという大役を任された (OK、はーい、皆さんもう一枚!)。

お昼は、手書き看板のレタリングに感心しつつ、山菜とろろそばを美味しくいただいた。

さてさて腹ごしらえをしたら、下り道。

高尾山

下りは、参道のあるまんなかコースを進む。

こちらは舗装された綺麗な山道。
しかしながら、裏から薬王院にお邪魔することになるので、天狗様に少し申し訳ない気持ちにもなりつつも、そっとお参り。

薬王院は、神仏習合の山院。分類としてはお寺なのだそうだけれど、鳥居や社もあり、神様も仏様も集う、いかにもパワースポット然とした雰囲気の場所である。

薬王院を下り、次第に薄暗くなってきたところでケーブルカー(高尾登山電鉄)の駅に到着。
山半ばの駅の近くには、爽快感抜群に違いないビアホール「ビアマウント」が...。今回は後ろ髪ひかれつつも看板を見送り、カナリア色のケーブルカーに。

ケーブルカーは、すすすいと斜面を滑り、無事麓まで下山とあいなりました。


高尾山

そのあと最後に立ち寄ったのは、登山道の入口脇に新しくできた「TAKAO 599 MUSEUM」。

ここは、周辺の動植物の標本を集めた、いわゆるネイチャーミュージアム。
展示物自体はまあ山間の町村が作りがちな自然博物館でおなじみな内容だけれど、見せ方がすっきりと工夫され、デザインされているので、クリアで新鮮な印象を受ける。

見え方を整理するデザインの力って、大事である(監修は日本デザインセンター 大黒デザイン研究室)。
こちらはカフェも併設されていて、カウンターにはサイフォンも並んでいたので、本格的なコーヒーも飲めるようだったけれど、無情にも閉館時間になってしまった。


これにて、アニャン社ハイキング部ののんびり初登山は無事終了。
身体を動かしつつも、いろいろな景色を目にした楽しい一日であった。


余談..........
ちなみにミュージアムの名称に使われてる「599」は、高尾山頂の標高599mを意味しているのだそう。
結構登ったつもりだったので、そういえばアニャン社アトリエの標高はどのくらいだろうか、と調べてみたら、意外と高くて530m。さらに毎日ユロと散歩するコースはというと...、あれ、標高600m(高尾山より高い!)を軽く超えていたのであった。

余談ついでに、今回のタイトル"Slow Travelers" はコトリエンヌ新作生地のひとつでもあります。こちらには、(なんだか我らがハイキング部のような)ロバとペンギンのドタバタのんびりな旅路が描かれています。(>>Cotorienne " Wonderland" Collection)



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産寧坂 anyan

先週末は、ひょんなことから海外の友人のガイド役(+少しだけ仕事も兼ねて)春爛漫の京都へ。
普段ならな避けてしまうハイシーズン、桜の京都を巡ってきました。

京都らしいフォトジェニックな場所を...、と思い、まずは東山へ。

高台寺近くの「ひさご」の親子丼で腹ごしらえし、石塀小路を抜け、産寧坂を登り、しっとりとした街並みを清水寺へと向かう。

降り出した雨の中に、狭い坂道では混み合う人波の上に傘の花も開く。そんな華やぎの中、結果としては坂の途中で押し戻され...清水は断念(見事な「滑り出し」)。

進々堂 京都 アニャン

喧騒を逃れるように八坂の塔周辺の細路を抜けつつ、裏路地の茶屋に逃げ込んで、抹茶とわらび餅で一息。

さらに、東大路通りを上り、京大裏手の進々堂でカフェラテ。
結局はやはり、静かな場所で平穏を味う午後となった。

夜は、街中のホテルから錦市場抜け、四条室町の紅蝙蝠で夕食。紅蝙蝠の入るWAONは、デザイナーとして関わっていた呉服メーカーODASHOの元オフィス。
仕事に通っていた十年前とは、この界隈も含めてモダンに様変わりしてる。

食事の後は祇園白川で夜桜を眺め、一杯飲んで一日目が終了。

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二日目は、幸運にも天気に恵まれた。

この日も「フォトジェニックな場所」ということで、まずは金閣寺に向かう。

kinkakuji 金閣寺

午前中から様々な国の人々で賑わう金閣寺。
沢山の言語とシャッター音が飛び交う池の畔から、なんとかパシャリ。

金閣寺を後にすると、今度は北大路を西から東へ。

哲学の道 桜 anyan

鹿ヶ谷の疎水に沿って続く遊歩道「哲学の道」。

春うららの水路沿いでは、満開の桜を眺めながらたくさんの人たちが思い思いに歩を進めたり、花を眺めたりしている。
桜といっても、歩道沿いにはいろいろな種類の桜が植えられている。さらに雪柳に沈丁花、山吹に躑躅など、たくさんの春の花が共演とばかりに咲き乱れ、川面にもその彩りが映えている。


賑わう哲学の道から山側に外れていくと、お気にいりの場所のひとつ、法然院にたどり着く。

素朴な茅葺の山門をくぐると、両脇には清らかな白砂壇。

法然院 白砂壇

山門の据えられた場所から僅かな石段を下り、この白砂壇の中央の小径へと導かれるように進むのは、水面に落ちた花びらにでもなったような心地だ。

余計な力も欲も抜けて、小さな身ひとつで流れに身を任せるような、「清貧」の心持ち。

山肌も近い法然院では、椿を浮かべた美しい水盤や心落ち着く苔庭だけではなく、絡み合う木の根、紆余曲折を極めた幹など、少しグロテスクとも言える自然の姿も見ることができる。

あれもこれもまた、生の姿。

法然院は、訪れるたびに目の内に外に新たな景色が見えてきそうな、そんな場所である。



法然院と哲学の道を後に、蹴上の動物園脇、「都をどり」の祇園を抜けて、五条大橋の袂のカフェ"efish"に。カレーとジンジャエールで遅めのランチ。ここも訪れるのは10年ぶりくらいだ。

窓のすぐ外は、変わり変わらぬ鴨川の流れ。眼下では一羽の鴨もお食事中。スッと水に潜っては、見事に小魚を口に咥えて水面に現れるのであった。

efish 京都 カレー

河原町通りを下り、旅の最後に向かったのは無数の鳥居のトンネルで有名な伏見稲荷大社。

自分も初めの参詣ではあったけれど、鳥居は想像以上に圧倒的な数で、朱色のトンネルも果てしなく続く。
夥しい数の鳥居のひとつひとつは、商売繁盛を願い、全国各地から稲荷様に奉納されたもの。
その果てのない念の中を歩いていると思うと、急に圧迫感を感じ、日暮れも近かったこともあり、途中で引き返してきた。

伏見稲荷 京都 anyan

同じ京都の寺社といっても、こちらは法然院のような禅的な場所とはある意味正反対の性質をもった場所。
それなりの強い覚悟を持って参詣せねば、逆に力負けしてしまうパワースポットなのである。


かくして日も暮れ、京都駅で友人を見送り、一泊の二日の春の京都旅は無事終わりを迎えた。(不思議と疲れも感じず、なんだかすっきりとした気持ちで都を離れた。)

「ガイド役」という肩書きがつかなければ、この時期にこれほど濃密な都巡りをすることもなかっただろうから、役を授けてくれた友人にも感謝である。


京都の四月。

花 人 天 町、みな「静」と「動」の中に居り。


ー了ー


(*その他の旅の写真は、Instagramにも投稿しています。)


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Amazing

葉山 江ノ島 富士山 夕焼け

新しい企画の打ち合わせ、リサーチなどを兼ねて、鎌倉、葉山へ。

久々の海辺。葉山からの夕映えの光景。

海、江ノ島、富士山....


葉山 海 三日月

南を向けば、波の向こうに大島、空高くに三日月...。

移ろう時に、間に、そのあまりに豊かな階調と、その際限のない広がりの中に、ただただ感嘆するばかりの夕暮れであった。





 


京都 東寺

諸用も兼ねて、久々の京都小旅行。

7年ぶりくらいだろうか。

京都は、最初のテキスタイルデザインの仕事ともなった着物制作のために、一時期は長く滞在していた地。
たくさんの事を学び、たくさんのご恩をいただいた場所でもある。

懐かしい京都の街並には、変わったものもあれば、変わらぬものもあり、それはまた自分も人も同様。

連ねていけば切りがないけど、今と昔と、時の中に背筋を正す、感慨深い滞在となりました。


ちなみに、四条室町の「Loje」というお店では、デザインをしていた「ハマベノワルツ」が、レンタル着物として元気に活躍中。

同じく四条通を東に進んでいくと、京都で生地店といえばおなじみの「ノムラテーラー」。こちらにはコトリエンヌの新作生地を豊富に揃えていただいておりました。

まだまだ浅い歴史ながら、最初と最新のデザインアイテムがまっすぐな京都四条で繋がっているなんて、何とも嬉しく、心強い。



 





雪明けの水曜日、ギフトショーと打ち合せで東京へ。

バス、水上バス、地下鉄...、と久々に色々な乗り物に揺られて、小旅行気分。

中でも、レインボーブリッジ、お台場、ベイサイドの高層建築や倉庫群を横目に東京湾を進む連絡船のクルーズは、(ほんの20分程であったけれど)日常の岸を離れたような時間で、とても心地良かった。


全国各地のメーカーのありとあらゆる商品が、いくつもの広い会場にところ狭しと集うギフトショーの一角では、間もなく発売になるアニャンのデザインアイテムも出展されています。


丸和貿易という雑貨メーカーから発売になるアイテムは、オリジナルデザインの新作ファブリック6種から展開するアイテムをメインに、ランチボックスなども加えた約40種(柄違いを含めると約80種)と盛りだくさんです。

間もなく発売になるのは、キッズ向けのバッグ類などの入園入学アイテム、エプロンなど。

その後、一般女性向け、ママさん向けなど、3シリーズに分けて順次発売となりますので、詳細のお知らせもお楽しみに。

 




府中市美術館で開催中の『ウィリアム・モリス 美しい暮らし』展へ。

モダン・デザイン、アーツ&クラフツ運動の祖とも呼ばれるモリス。

19世紀イギリス。モリスは、工業化、大衆化とともに失われていく生活用品の中の手仕事や装飾の美に、デザインとクラフトマンシップを用いて反旗を掲げた。

展示では、素朴な自然や中世のモチーフから紡がれた壁紙や織物などのテキスタイルデザインを中心に、家具や書物などにも触れる事が出来た。

複雑で奥行きがあるが、さり気ない装飾として調和のとれたフロラールデザイン。

花や鳥の容姿を遊び心を交えて図案化した作品など、自分の活動にも通じ、参考になるものも多かった。

モリスの居たデザインの源流に立ってみると、後に続くアールヌーボー、アールデコ、そして装飾生活のユートピアとして日本(ジャポニズム)が発見された流れも、すんなり見渡せるような気がした。


そして、「工業化、大衆化」と「デザイン、手仕事」の調和とは、結局交わり離れつつも現代にも引き継がれている近代文化の果て得ぬ理想であり、課題であり続けるようにも感じられた。


自分にとってもそれは常に仕事の芯にあるテーマ。

崇高な工芸品を目指しているわけではないけれども、さりげない美とユーモアを忍ばせた日用品を造りたいのであるし、平かな暮らし中にそれを届けたい。

モリスの代表作に柳をモチーフにした壁紙があったけれど、ちょうどその柳のように、時風にうまく靡きつつも、風を受け流すしなやかな理想とユーモアを持ち続けたいのである。



府中市美術館 『ウィリアム・モリス 美しい暮らし』(~ 2013.12.1まで)

William Morris (plofile & collection)



 









Walk out to winter!

First snow of this season, fell in a highland. 

 


swan lake par anyan

 


Papillon



打ち合せの帰り道に、小さな展覧会のはしご。

代官山ヒルサイドフォーラムでは、minä perhonen(ミナ・ペルフォネン)の『はねのはなし』。

小規模な展示ではあったけれど、minä perhonenのデザインソースをうかがえる素描やアイデアストーリーがテキスタイルやアイテムに添えられていて、その物語性溢れるものつくりの源泉に触れられる内容だった。


ミナ・ペルフォネン「はねのはなし」展

(東京代官山・ヒルサイドフォーラムにて10月27日まで)





続けて東京経堂で友人が運営する cafe + gallery 芝生では、切り絵作家・辻恵子さんの『日めくり日々』。

小さな日めくりカレンダーから切り出した、さらに小さく繊細な切り絵たち。

平板な日々のキャンバスからパタパタと羽ばたくように浮き出た自由なストーリーは、もうひとつの「はねのはなし」でもあった。


辻 恵子「日めくりの日々」展

(東京経堂 cafe + gallery芝生にて10月29日まで)


 



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