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diary with petit photos from the atelier

anyan

 

気の早い初雪が空から降りてきて、今年も冬を、そして師走を迎えようとしています。

 

今年はいろいろと節目の年のようで、秋にはめでたく活動15周年を迎え、歳も新たな年代へと突入しました...。そして、もう一つ大きな節目として、アトリエの移転も行うこととなりました。

 

アニャン社 アトリエ「クラシナ山荘」。

空き家だった大きな一軒家を改修し、少しづつ手を掛けながら8年弱を過ごして参りましたが、そろそろ(抗えない老朽化などもあり...)お別れの時を迎えます。

 

果樹園や山や谷、夜には獣の気配や星々にも囲まれた、とても静かなアトリエでした。最初は少し寂しく感じた土地も、いつしかその寂びた感じが何よりも心地よく感じられるようになっていました。

 

ここ数年は、仕事旅行社さんが企画したお仕事体験企画「テキスタイルデザイナーになる旅」で全国からの旅人をお招きしたり、友人知人もたくさん足を運んでくれたりと、外から見たこのアトリエの魅力に気付かされる事も多くありました。

 

一気に書きつくす事など到底叶わないほど、たくさんの出来事や想い出のあるアトリエですが、「諸行無常=人も物も絶えず移ろう事が常である」という習いも、このアトリエにいた期間に身に落とした言葉の一つです。

 

たくさんの感謝だけを残して、次の場所へ身も心も移すこととしましょう。

 

 

ということで、12月からは新アトリエ「Atelier Montagnes /アトリエ・モンターニュ(仮)」で、新しい活動が始まります。

 

 

 

なお、夏先から(これから発表/発売となる)様々なお仕事に励んでおりましたが、12月は新作生地や、某雑誌向けにデザインしたノベルティーアイテムのことなど、いくつかお知らせも出来そうです。是非お楽しみに!

 



(*ブログはあまり更新できていませんが、時々Instagramを更新しています。)


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2015年も無事に年末を迎えられることとなりました。

今年もあっというまの一年でしたが、ご支援ご注目いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

2015年の活動を振り返ると、まず昨年末から仕事旅行社との提携で始まった一日仕事体験プログラム『テキスタイルデザイナーになる旅』では、一年を通じて全国各地から沢山のお客様をアトリエにお迎えしました。お越しいただいた方々のキャラクターや想いもそれぞれで、こちらにとっても毎回新鮮な風を迎え入れるような貴重な機会となりました。

デザイン/イラストの仕事に関しては、有り難い事に今年も多くのお話をいただきましたが、あれこれの打ち合わせは多かったものの、年内の発表には至らずに繰り越しとなっている企画も多くあり、お知らせごとは少なめな一年になってしまったかな...と思います。まあ「種を蒔いて育てる時期」であったのかも知れませんね。

その分2016年は、デザインアイテム発表の機会を多く予定しています。テキスタイルデザインを担当しているCotorienne(コトリエンヌ)からは、年明け早々に新しい生地シリーズを発表。その後も数回の新作生地発表を予定しています。
また現在は久々にオリジナル書籍の制作にも取りかかっており、こちらは順調に進めば初夏にも出版の運びとなりそうです。

そして来年といえば、実はアニャンとして活動をはじめてから15周年の年でもあるのです(自分でもびっくりです...)。
ここまでじっくりと活動を続けてこられたのも、他ならぬたくさんのご縁と、たくさんの方々のお力添えのおかげ。ただただ感謝の想いばかりです。


そんなこんなの年の暮れではございますが、ぜひとも2016年の活動にもご注目くださいね。


それでは、皆様にとっても、どうか来る一年が明るく健やかなものでありますように!


(今回の写真は、10月に訪れた伊豆初島ー熱海の連絡船にて撮影しました)



アニャン


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水と緑に包まれる季節。

山や畑に囲まれたアトリエも、一雨ごとに(スイッチボタンを押されるかのごとく一斉に)ひゅんと伸び出す枝やツル、その先に無数に吹き出す葉に果実に囲まれ、毎年ながらに緑の生命のリズムに圧倒されるこの頃です。

さて、ここしばらくお知らせごとが少なくなっておりますが、水面下ではあれこれの制作や企画作業をこつこつと進めております。
これから苦手な暑中を越えて、(緑の勢いもひと段落の)9月ごろからは、順次諸々の制作アイテムがお披露目となる予定ですので、どうぞお楽しみに。


写真は、先日の長野小旅行からのスナップ。
緑の中に滔々と湧き出で流れる水は、吸い込まれそうに透明。
こちらが水の中にいるような、ひんやりとした浮遊感を感じる異空間でした。



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Olive 大人のオリーブ アニャン

GINZAの付録として『Olive(おとなのオリーブ)』が限定復刊との情報で、久々に『Olive』のこと、そこからうまれた幾つかの不思議な大切なご縁について、思い返した。


自分の仕事は『Olive』に始まったと言っても過言ではない。

東京に暮らしていた学生時代は、カフェブームやピチカートファイブに小沢健二さんを代表とする渋谷系音楽の時代。
ファッションだけではなく、音楽、映画、文学から、雑貨、アンティーク、秋の夜長の過ごし方...、文化的で、私的な時間を育むための情報まで得られる雑誌といえば『Olive』をおいて他にはなかった。


自分の作品を最初に発表したのは、富士五湖のCAFE Mだったけど、その存在を知ったのも、『Olive』の「カフェグランプリ」という特集だった。

CAFE Mでの初個展は、オーナーの招きでマガジンハウスの編集者Kさんにも見ていただけることとなり、ほどなく『an an』や『Olive』で自身初のイラストのお仕事もいただくことになる。

イラストを描き始めた目標のひとつは「いつかOliveで仕事を」であったのだけど、いきなりその目標が叶ってしまったのである。

『Olive』はその仕事から間も無く休刊してしまったので、「願えば叶う」こともあるとはいえ、あまりにも出来すぎたビギナーズラックであったと思う。


そして幸運は続く。


マガジンハウスの編集部を訪問した際に偶然居合わせたのが、『Olive』の世界観を支えていたスタイリストの大森瑛せ劼気鵑如運良くポートフォリオを見ていただけたのがきっかけで、大森瑛せ劼気鵑縫好織ぅ螢鵐阿琉様蠅里△辰臣緤雑誌『KIMONO姫』(他社ながら編集長のTさんもまた、Oliveチルドレンのひとり)でもイラストの仕事をさせていただくこととなった。

時はアンティーク着物ブーム。

この『KIMONO姫』で名前を載せていただいていたことも決め手となり、それから京都の呉服メーカーでデザイナーとしての仕事もいただくことになった。

もともと竹久夢二や中原淳一のように、イラストも生地図案も描く先人に憧れていて、「テキスタイルのデザインをすること」も当初の目標のひとつだったのであるが、この目標もするすると叶ってしまったのである。しかも、中学の修学旅行以来「いつか」と思っていた「京都で仕事をすること」も同時に。

「hamabeno-waltz」というブランド名で発表したコレクションは、今度はデザインアイテムとして『KIMONO姫』の巻頭に掲載していただくこととなる。

しかもスタイリングは大森瑛せ劼気鵝▲皀妊襪聾汽團船ートファイブの野宮真貴さんである。仕事を始める前は『Olive』の内側にいた、憧れの二人である。


そしてもう一人、Olive的な世界観をテキスタイルで具現していた人といえば、minä perhonenのデザイナー皆川明さん。

皆川さんにも『KIMONO姫』のイラストで名前を覚えて頂いたり、大学時代の友人Aちゃんが偶然にもパリでminä関係のお仕事をしていたことで、実際何度か白金のアトリエショップでお会いし、お話をさせていただくこともできた。
(ちなみに、このAちゃんというのは、学生時代に『Olive』の魅力を熱っぽく教えてくれたり、Olive的なアイテムのスクラップを作って定期的に郵便で送ってくれたりと、その世界観を叩き込んでくれた、ちょっとしたOlive教祖でもあった。)


自分がフリーランスとして今のテキスタイルデザインとイラストの仕事を始めることが出来、そして今日(いやはや14年目)まで続けてくることが出来たのは、もちろん他にも実にたくさんの方のご厚意や支えがあったのではあるけれど、『Olive』のページをめくるかのごとく願いの扉が次々と開けていったあの頃をなくして語ることはできない。

今思い返しても、何か見えざる導きを得ていたとしか思えないような、大変に幸運な時期であった。


Olive the Wonderland


まるでウサギ穴に落ちたように、『Olive』の世界に過ごしていた頃のお話である。



【追記】宮森隆行さんのこと ......................

「おとなのオリーブ」誌面で組まれていた「魔法の指がつくりあげた、『オリーヴ』のヘアとメイク。」というコーナーでは、『Olive』の誌面でヘア/メイクを手がけていた宮森隆行さんの、当時のお仕事が紹介されています(コーナーの文章を書かれているのは、自身最初のイラストのお仕事を導いてくれたKさん)。

90年代当時のビジュアルながら、時を経た今見ても、まったく色褪せていない、流行を超えたバランス、美の感性が映し出されていることに驚かされます。

そして、その宮森さんが2013年に50代半ばにして他界されていたとの情報に(訃報を知らず...)驚きました。

遅ればせながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。



宮森さんには2002年の『KIMONO姫』創刊時、巻頭ページ撮影の現場でお会いしました。

撮影は、モデルに高橋マリ子さん、スタイリングは大森瑛せ劼気鵝▲悒▲瓮ぅには宮森隆行さんという『Olive』のヴィジュアルを創った黄金コンビ。そのビジュアルに自分がイラストを加えるという、今思えば駆け出しの若輩者にはかなり大それたお仕事でした。

撮影の合間にお話しした宮森さんは、初対面の自分にもとてもソフトに接してくださる方で、お会いできたのも結局その一度きりとなったのですが、

「良い仕事を長く続けていく秘訣はなんですか?」と尋ねたところ、

「うーん、あんまり余計なことに手を出さないことかな。」
「いろいろと手を出しちゃう人もいるけど、自分の場合はヘアメイクしかしてこなかったから...。」

と返していただいた言葉(細部は正確ではないかもしれません...)は、不思議とずっと心に残っています。


イラストとテキスタイルデザインという仕事をしているので、色々な種類のお話はいただくのですが、これまで、少し自分のやるべきではない事にまで手を出してしまったり、目先や流行の風に流されてしまったりと、気がつけば余計な脇道に逸れてしまうことも多々ありました。

そんな時に戒めのようによく思い返したのが宮森さんの言葉で「これは自分にとって本当に必要なことだろうか、将来につながることだろうか」と自問するきっかけを与えてくれていました。


改めて宮森さんがされてきた個々のヘア/メイクのお仕事を見ても、流行りの何かを付け足したり盛ったりするするのではなく、モデルの個性や秘められた雰囲気を「引き出す」ことに長けていた宮森さんの「魔法の指」だからこそ成し得た仕業であることがわかります。

「はやりものは、いつか劣化してしまう。本当によいものは、時間を超える」

とは、特集内に書かれていた宮森さんの言葉。

奇遇にも宮森さんに個人的にいただいた言葉と重なります。

対象に向き合い、必要なものと不必要(余計)なものを正確に取捨し、本当に大事なものだけを丁寧に引き立たせること。

それこそが、宮森さんにとってのヘア/メイクという仕事であり、色褪せることなく、時を超えていく仕事の秘訣だったのだと思います。


サン=テグジュペリ(『星の王子さま』)ではないけど、やはり本当に大切なことは目に見えないし、それは、辛抱強く向き合える人の心でしか見ることはできないのだと、宮森さんの言葉と足跡(指跡)をたどり、今また強く感じるのでした。



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アニャン社アトリエ

2月もあっというまに過ぎていきました。

代わる代わる色々な種類の仕事を進行しているので、意識はあちこちに出かけているのだけれど、振り返ってみると、身体の方は、ひと月ほぼアトリエから小さな暮らしの半径を出ていなかった。

そんな2月のアトリエ。最終日には、今年初めての『テキスタイルデザイナーになる旅』(仕事旅行社企画)のお客様をお迎えしました。

関西や東北から参加される方もいたり、田舎のアトリエまで毎回たくさんの時間とお金をかけて出向いてくださる皆さまには、本当にただただ恐縮するばかりです。

『テキスタイルデザイナーになる旅』は、午前中にはこれまでの仕事のこと、仕事の流れなどをお話しし、午後には実際にテキスタイルデザインに挑んでいただく1日です。

ランチタイム(冬はアニャン社食堂より「特別なスープ...♪」と、修行中ながら、新たに挽きたてドリップコーヒーもお出ししています)には、参加される方のお仕事のお話しも伺ったりもしますが、ご職業も参加動機も様々で、それぞれの方の今を生きるの姿を知れるのは、新しい風が通るように、こちらにとっても興味深く貴重な体験です。

午後には3台のPCに向かっての制作体験。経験者、初めての方と、こちらも様々ですが、夕方までにはそれぞれの個性が醸し出た作品が仕上がります。

皆さんそれぞれ集中して真剣に作業をされていて、その作業を監修している感じというのは、そう、アニャン社につかの間の「デザイン会社感」が漂う時間でもありますが、その脇では、助手犬のユロがグウグウと大いびきを響かせたりと...、のんびりな雰囲気も同居する、このアトリエらしい時間でもあります。


写真は、(仕事旅行の風景は残せず...)2月のある雪の日のエントランス。
あたたかな春も、きっともうすぐ。

今年は、Instagramでもアトリエの様子(のつもりが、ほぼ犬の写真に...)を投稿しています。


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お知らせバード

最近の宅配便の人たちはなかなかドアベルを押さない(ノックしたり、声をあげたりだ)な、と思っていたら、なんということはない、随分と前からベルが壊れていたのだ。

電池を交換しても治らず、原因をあれこれ考えてみたら、どうやら秋に玄関の壁を補修した際に壁の中のコードを切ってしまったようなのだ。

壁紙をはがして修理するのも大変なので、「ワイヤレス ドアベル」と検索して、新しいベルを設置することにした。

そこに思いがけず現れて、鳥好きな私の目を惹いたのが、この「お知らせバード」だ。

付属のワイヤレスドアベルを押すと、このバード君が4種類の鳥の鳴き声で反応してくれるという近代的なすぐれもの。

正直、造形も鳴き声も「リアル」を追求しながら、そこそこのところで妥協した感は否めないのであるが...、このモダンとレトロ、ナチュラルとケミカルをまぜこぜた感じはツボである。

玄関の小物達にもすんなり溶け込んで、写真に収めてみるとなかなかに凛々しく、使命感を帯びた表情ではないか。


そんなこんなの年の瀬のアトリエでは、2015年発表予定のアイテムをあれこれ製作中。

生地ブランド・Cotorienne(コトリエンヌ)に加え、いくつかオリジナルアイテムブランドも登場予定ですので、新年の活動にもぜひともご注目ください。

アニャン社の年末年始は、30日ごろから新年4日ごろまで成り行きにてお休み予定です。

2014年も皆様からのたくさんのご支援に、心よりの感謝を申し上げます。

Happy Holidays!!


*日々の写真の投稿用に、Instagramをはじめてみました。
 I've got my Instagram account!
 → http://instagram.com/anyansha/

 


玄関 壁紙

暇を見ては修理と改装をエンドレスに進めているアトリエ。

秋のあいだには、ざらついていた玄関の壁を、花柄の壁紙で覆ってみた。

明るく華やいだ雰囲気になったのは良いが、今度は未補修の壁のくたびれが気になったりと、やはり頭とシッポの追いかけっこループとなるのである。


先日はそんなアトリエに『テキスタイルデザイナーになる旅』の第一回目の旅人もお迎えしました。

これまでのテキスタイルデザインやイラストの仕事の話しをしたり、実際にデザインに挑戦していただいたりの一日。

つたないおもてなしではありましたが、アトリエでの時間をゆったり楽しんでいただけたようで、まずは一安心。

どうしてもこもりがちな仕事ですが、客人をお迎えする事で自らの仕事や環境を客観的に見つめ直す機会にもなり、自分にとっても楽しく有意義な時間となったのであった。


 




デザインにイラストにと仕事が折り重なり、慌ただしい日々が続いた。

やっと一息というところに、苦手な夏の、のさばり候ふ。


ふと見ると、小屋代わりのテントの中のユロ。

リビング(座布団)とベッド(バナナ箱)の隙間に、とろけて候ふ。


 






久々に一眼カメラを持ったついでに、庭のシロツメクサと、シエスタボケのユロをパシャリ。





光は明るく、空気はとても澄んでいる。


​写真には、五月の空気だってちゃんと映るのだな。


 




アニャン社アトリエ内、和室を改装したサロンスペース。

床の間まわりは、バーカウンターとデザインアイテムのショーケースに。

紙雑貨やコトリエンヌの生地に、新発売のシトロンソーダシリーズも加わり充実のデザインアイテム飾り棚は、桐のたんすと引き出しで、バーカウンターは、古い棚やベットの板材を組み合わせ、古いカーテン生地を貼り合わせて作ったもの(ついでにカウンターチェア3脚もDIY)。

築40年も過ぎたクラシナ山荘。

直しつつ、活かしつつ、ガタつきと穴埋めの追いかけっこのようなDIYはまだまだ続くのであった。

 



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